梅雨明けの猛暑にご注意!夏の矯正治療で気をつけたいこと


今年の梅雨は例年よりも早く明け、広島でも連日暑い日が続いていますね。
暑さに対応できていない体の状態の方が多い中、皆さん体調を崩されたりしていませんか?

暑さが厳しくなるこれからの季節は、体調管理はもちろんですが、矯正治療中のお口の中にも思わぬ影響を及ぼすことがあります。
今回は、夏の期間中で矯正治療を行うにあたり気をつけたい点を、わかりやすくご紹介いたします!


🔶 夏の暑さが矯正治療に与える影響とは?

基本的に、外気温により矯正治療の進行にあまり影響を受けることはありませんが、気温や湿度の変化がお口の中の環境に影響を及ぼすことがあります。
特に猛暑が続くこの時期には、以下のような変化が見られることがあります。

① 脱水による口腔内の乾燥

暑くなると自然と汗をかき、体の水分が奪われやすくなります。
その結果、唾液の分泌量が減り、お口の中が乾燥気味に。
唾液には細菌の繁殖を抑える大切な働きがあるため、乾燥状態が続くと虫歯や口臭、口内炎の原因にもなりかねません。

特に矯正装置をつけていると、食べ物が装置の間に残りやすく、清潔を保つのが難しくなります。
唾液のサポートが減る夏場は、意識的なケアがより重要になります。
まずは小まめな水分補給が大切となります。

② 知覚過敏に注意!

矯正治療中は、歯が動くことで一時的に知覚過敏のような症状が出ることがあります。
冷たい飲み物やアイスを口にした際に「キーン」としみるような感覚が出る方も少なくありません。

これは一過性のもので、治療が進むと落ち着いてくることが多いですが、
冷たい物の摂取が増える夏場には特に注意が必要です。

しみる症状がつらい場合は、知覚過敏用の歯磨き粉を使ったり、刺激を避けるような食べ方を心がけましょう。
症状が強いときは遠慮なくご相談ください。

③ 装置の変形・トラブル

マウスピース型矯正(インビザラインなど)やリテーナーを使用している方は特に注意が必要です。
高温の場所、たとえば車の中や直射日光の当たる場所に置きっぱなしにしてしまうと、
樹脂製の装置が変形し、フィットしなくなることがあります。

変形した場合はそのまま放置せずに、すぐに歯科医院に連絡をして下さい。


🔶 夏に気をつけたい3つのポイント

① こまめな水分補給(ただし飲み物選びが重要!)

脱水予防のために水分補給は大切ですが、スポーツドリンクやジュースばかり飲むのは要注意です。
これらの飲み物は糖分が多く、装置の周りに残りやすいため、虫歯のリスクがぐっと高くなります。

できるだけお水か無糖のお茶で水分をとるように心がけましょう。
また、飲んだ後は軽くうがいをするだけでも虫歯予防につながります。

② 夏の定番「冷たいおやつ」にご用心

暑くなるとアイスキャンディーやかき氷など、冷たくて硬いものが食べたくなりますよね。
でも、硬い氷をかじると装置が外れたり、歯に強い負担がかかってしまう可能性があります。

また、前述のように知覚過敏がある方は冷たい物がしみやすいため、少し溶かしてから食べる、ゆっくり口に含むなど工夫が必要です。

③ 装置の保管とお手入れをしっかりと

マウスピースやリテーナー等の取り外しの装置は、使わないときには専用のケースに入れて涼しい場所に保管してください。
炎天下の車内やポケットの中などは、高温になりやすく、変形の原因になります。

また、汗をかきやすい時期なので、リテーナーやマウスピースも清潔に保つことが大切です。
水だけでなく、専用の洗浄剤を使って定期的なクリーニングをし雑菌の増殖を予防しましょう。


🔶 夏は矯正治療をスタートするチャンス!

特に学生の方にとって、夏休みは矯正治療を始める絶好のタイミングです。
学校が休みの間に検査診断がスムーズに行えたり、また休み期間中に装置に慣れることができ、痛みや違和感もゆっくり対応できます。

また、通院のスケジュールも立てやすく、集中して治療を進めることができるのも大きなメリットです。


🔶 まとめ

夏の矯正治療は、いくつかのポイントに気をつければ快適に続けることができます。

  • 水分補給はお水・お茶中心に
  • スポーツドリンクは虫歯リスクに注意
  • 知覚過敏が出やすい時期なので冷たい物はほどほどに
  • 硬い氷やくっつくお菓子は装置トラブルのもと
  • 取り外しの装置は直射日光を避け、清潔に保管
  • 違和感や痛みがあるときは早めの相談を!

矯正治療中は、毎日のちょっとした意識が治療の進み具合にも大きく関わってきます。
猛暑の中でもしっかりとケアをして、快適な治療を続けましょう🌿

当院では、随時矯正相談を受け付け中です。
ご希望の方はお早めにご連絡ください!

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