大雨の日に矯正治療を予約していた場合


広島市では、毎年梅雨や台風の時期になると、大雨による被害や交通への影響が心配されます。また、近年線状降水帯により局地的豪雨になる事が多くなってきました。特に広島県は川や山に囲まれた地域が多く、避難情報や交通の乱れが発生することも少なくありません。そんな中、矯正治療に通っている患者さんやご家族からは「予約日に大雨が降ったらどうすればいいの?」「装置が外れたときに行けなかったら心配…」といった声をいただくことがあります。

そこで今回は、大雨の日に矯正治療中の方が知っておくと安心なポイントを、いくつかご紹介します。


1. まずは安全を最優先に

矯正治療は継続が大切ですが、何より大切なのは患者さんご自身とご家族の安全です。大雨警報や避難情報が出ているとき、また道路が冠水しているときに無理をして来院する必要はありません。

やまの矯正歯科クリニックでは、ご予約は後日の振替が可能です。どうしても予定通りに来られない場合は、遠慮なくご連絡ください。大雨などの自然災害によるキャンセルは珍しいことではなく、柔軟に対応いたします。


2. 装置のトラブルが起きたとき

矯正治療中は、どうしても装置にトラブルが起きることがあります。例えば、

  • ブラケット(装置)が外れてしまった
  • ワイヤーが飛び出して唇や頬に当たって痛い
  • マウスピースを紛失してしまった

こうした場合、大雨で通院が難しいときはどうしたら良いのでしょうか?

応急処置の一例

  • ワイヤーが飛び出した場合 → 清潔な爪切りで先を少しカットしたり、矯正用ワックスを当てて保護します。
  • ブラケットが外れた場合 → 外れた装置を無理に取らず、そのまま保管しておいてください。
  • マウスピースを紛失した場合 → 直前の番号を一時的に使用するか、ご連絡ください。

応急処置を行うことで、数日〜1週間程度なら大きな問題を避けられることが多いです。大雨が落ち着いてから来院していただければ十分対応できます。


3. 自宅でできるケアの大切さ

大雨で外出できないときこそ、日々のセルフケアを見直す良い機会です。矯正治療中は装置や歯の状態によって汚れが残りやすいため、丁寧なケアが欠かせません。
外出できなく時間があるときこそ、口腔ケアに取り込んでいただけたらと思います

自宅で気をつけたいポイント

  • ワイヤー矯正の方
    ブラケットの周囲やワイヤーの隙間に食べかすが残りやすいので、歯間ブラシやフロスを使って清掃しましょう。
  • マウスピース矯正の方
    装着時間が短くなると治療が遅れてしまいます。大雨で家にいる時間が長いときこそ、装着時間を守りやすいチャンスです。
  • 食生活も意識を
    固い食べ物やキャラメルのように粘着性のあるお菓子は装置の破損の原因になるため、控えることをおすすめします。

4. 大雨と心の不安に寄り添う

天候の影響で通院ができなかったり、治療が遅れてしまうのではと不安を感じる方もいらっしゃいます。特に小中学生や高校生の患者さんでは、装置の不具合や違和感があると気持ちが落ち込むことも。

そんなときは、まずは「治療は数日ずれても大きな問題にはならない」と安心していただくことが大切です。電話でご相談いただければ、スタッフが対応方法をご案内します。


5. 広島市での大雨と矯正治療のこれから

広島は地形的に大雨の影響を受けやすい地域です。これからの季節も、大雨や台風による通院トラブルは避けられません。ですが、あらかじめ応急処置の知識やセルフケアの習慣を身につけておけば、慌てず安心して治療を続けられます。警報が出る事前から予約の変更の対応をしておくのも一つ方法になります。


まとめ

  • 大雨のときは無理に来院せず、安全を第一に。
  • 装置のトラブルは応急処置で対応可能。
  • 外出できないときこそ、歯磨きや装着時間を丁寧に。
  • 不安なときはすぐにご連絡ください。

広島市で矯正歯科をお探しの方の安心材料となれば幸いです。

やまの矯正歯科クリニックでは、地域の皆さまの笑顔を守るために、親身に寄り添った治療を行ってまいります。


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