七夕と矯正治療の保定管理は1年に1回

 皆さんご存知の通り、七夕は「たなばた」は古くから行われている日本のお祭り行事で、

一年間の重要な節句をあらわす五節句のひとつにも数えられています。

 また、毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする風習のことです。

そんな七夕と矯正治療は、一見全く関係ないテーマのように思えますが、実は一つだけ共通点があります。

七夕は、織姫と彦星が年に一度だけ出会うロマンチックな日ですが、

矯正治療が終わった後矯正治療後の歯並びを安定させ後戻りを防止させるために、

マウスピースなどの保定装置(リテーナー)という装置を装着する必要があります。

そして、この保定装置の状況や歯並びを確認するために、定期的に年に一回程度歯科医院で行うのが保定管理です。

つまり、年に1回お口の中の状態をみせていただけると、治療した先生も安心します。

まさに織姫と彦星の出会いみたいなものですよね。

保定管理で行うこと

保定管理では、主に以下のことを行います。

  • 保定装置のチェック
    • 破損や変形がないか
    • 汚れが溜まっていないか
    • 適切に装着できているか
    • 適合がよいかどうか
  • 歯並び・噛み合わせのチェック
    • 後戻りしていないか
    • 歯周病やむし歯などの問題がないか
  • 口腔内の清掃指導
    • ブラッシング方法や歯間ブラシの使い方
    • フッ素の使い方
  • 今後の保定計画
    • 次回の保定管理の時期
    • リテーナーの調整や交換の必要性

保定管理の重要性

保定管理は、せっかく矯正治療で整えた歯並びを維持するために非常に重要です。

マウスピースなどの保定装置を適切に装着・管理しなければ、歯が元の状態に戻ってしまう後戻りが起こる可能性があります。

後戻りしてしまうと、再度矯正治療が必要になる場合もあり、時間や費用がかかってしまいます。

保定管理の頻度

保定管理の頻度は、歯科医院によって異なりますが、一般的には年に1~2回程度です。

ただし、歯並びの状態によっては、3ヶ月に1回など、より短い間隔で保定管理を行う必要がある場合もあります。

まとめ

七夕は、織姫と彦星が年に一度だけ天の川で会えるというロマンチックなストーリーがあります。

矯正治療後の歯並びを維持するための保定管理も年1回の定期的に受けることがとても大切です。

保定管理は、後戻りを防ぎ、美しい歯並びを長く保つための重要なステップです。

歯を動かす期間が終わっても、しばらくは矯正歯科に通院していただくことをお勧めいたします。