矯正治療中の引っ越し:トラブルを避けるためのポイント

 年度変わりの4月より新生活を迎える方も多い方思います。一方で、歯科治療のとくに矯正治療は長期間にわたることが多く、その途中で引っ越しや転居があると、治療に関する不安やトラブルが発生することがあります。しかし、事前にしっかりと準備をすることで、引っ越し後もスムーズに矯正治療を継続することができます。

 以下に、矯正治療中の引っ越しにおけるトラブルを避けるためのポイントを紹介します。

1. 転居前に治療中の歯科医院としっかり連絡を取る

引っ越しが決まった段階で、まずは現在通っている矯正歯科医院に早めに連絡をしましょう。転居先の住所や新しい生活環境について伝え、治療の引き継ぎについて相談することが重要です。以下の情報を確認しておくと安心です。

  • 現在の治療内容:進行状況や使用している矯正装置の詳細(例えば、小児矯正、ワイヤー矯正、インビザライン等のマウスピース矯正、リテーナー使用中など)。
  • 治療計画:次回の治療予定日や今後のスケジュール。
  • 矯正料金の返金:治療の進み具合にもよりますが、矯正料金の返金があるかないかも確認しておくことが大切です。

これらの情報を整理し、新しい歯科医師への引き継ぎをスムーズに行うために必要な準備をし、可能であれば紹介状や転院資料を受け取ってください。

2. 転居先の矯正歯科医院を早めに探す

新しい住まいに引っ越す前に、転居先で治療を引き継ぐ矯正歯科医院を探すことが重要です。場所やアクセスだけでなく、医院の評判や治療方法についても確認しましょう。具体的には、以下のポイントをチェックします。

  • 矯正専門医の有無:矯正治療を専門に行っている歯科医師がいる医院を選ぶことが望ましいです。(可能であれば日本矯正歯科学会の認定医や専門医)
  • 医院の評判:インターネットでのレビューや知人からの紹介を参考にするのも有効です。
  • 治療内容や価格:治療方針や費用が現在の歯科医院と同様であるか追加費用がかかるかどうか確認しておくと安心です。
  • 通院の便:定期的な通院が必要なので、自宅や職場からのアクセスが良い医院を選ぶと通院が楽になります。

早めに調べておくことで、引っ越し後に慌てることなく治療の継続が可能になります。

3. 新しい歯科医院での初診時に必要な情報を準備する

新しい歯科医院で初診を受ける際には、以下の情報をしっかり準備しましょう。

  • 治療の進行状況:現在の矯正治療の状態を詳細に伝えることが重要です。特に、使用している装置や次回の処置内容について正確に伝えます。
  • レントゲンや治療記録:引っ越し前に歯科医院から治療記録やレントゲン写真をコピーしてもらい、新しい歯科医師に渡すとスムーズです。
  • 装置の詳細:現在使用している装置についての説明書や、装置の種類、調整方法についても伝えておくと良いでしょう。

新しい矯正歯科医院に治療を引き継ぐ際に、これらの情報があればスムーズに治療計画を立て直すことができます。

4. 引っ越し後のスケジュール調整

転居後、治療がどのようにスケジュールされるかを確認することが大切です。特に、治療が遅れることがないように、引っ越し直後から通院できる状態にしておくことが必要です。定期的な調整やフォローアップが必要な矯正治療の場合、通院のタイミングを再確認し、必要ならばスケジュールを調整しましょう。

引っ越し後に新しい歯科医院の予約がすぐに取れるか確認し、必要に応じて治療の調整を行うことが大切です。

5. 装置の取り扱いに注意する

引っ越しの際、矯正装置が破損することを避けるために、慎重に扱うことが大切です。特に、ブラケットやワイヤーが取れてしまうと、治療に遅れが生じる可能性があります。また、リテーナーを紛失したりすることもあるので、十分に注意して引っ越し荷物を整理しましょう。

また、装置が外れてしまった場合や痛みが生じた場合には、すぐに新しい歯科医院に連絡し、適切な処置を受けるようにしましょう。

まとめ

矯正治療中に引っ越しをする場合、事前にしっかりと準備を行い、転居先での治療をスムーズに引き継ぐための手続きを踏んでおくことが大切です。引っ越し前に通院中の歯科医院と連絡を取り、可能であれば主治医のお知り合いの先生を紹介してもらうか、転居先での歯科医院を早めに探し、治療の引き継ぎに必要な情報を整えておけば、トラブルを避けて治療を続けることができます。

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