Yellowteeth(黄色い歯)

歯の色シリーズが続いていますが、
青い歯、黒い歯、赤い歯に続いて
今回は黄色い歯に(Yellowtooth)
について説明してみます。

一般的にモンゴロイド系のアジア人は、歯を構成する表面のエナメル質が薄く、
エナメル質の下にある黄色がかった象牙質が透けて見えるため、
ヨーロッパやアメリカ人に比べ歯の色が黄色っぽく見える特徴があります。

この黄色がかった色が本来の色なのですが、
これにコーヒー、お茶、赤ワインなどの飲み物やカレーやキムチなどの食べ物、
またたばこなどの嗜好品やうがい薬などによるステインの付着で
歯が黄色くなることもあります。

また、加齢に伴う歯の黄ばみが強くなることもありますが、
基本的に長年による飲食物による影響が多いものとされています。
さらに、虫歯などで歯の治療をレジンというプラスチックで行った場合、
経年劣化によって、色が変色することで、歯の色も黄色く見えることがあります。
一方で、歯の先天的な病気のエナメル質形成不全の歯であれば、
黄色い度合いが強く出ることがあります。

健康な歯が黄色くても、見た目だけの問題で特に気にする必要はありませんが、
やはりテレビや雑誌でみる有名人の方の歯が白く見えると
自分の歯と比較をしてしまいますよね。

歯が黄色いことが気になるようでしたら、まずは歯科医院にて
歯の状態を診てもらうことをお勧めします。
状態によってはクリーニングだけである程度改善することもありますし、
虫歯があるようでしたらまずは治療を必要と判断しますし、
白い歯を希望するのであれば、ホワイトニングによって歯を漂白させることもできます。
しかしながら、前述をしましたがアジア人はエナメル質が薄いため、
ホワイトニングを行ってもエナメル質が透明化されるだけで、
中々、象牙質まで薬液が浸透しにくいことがあります。
ですので、根気よく続けていただけると効果がでると思います。

歯が黄色い人種だけで生活していると、
それほど気にならないと感じますが、
近代のグローバル社会では対面時にどうしても
歯の色を気にされる方もたくさんいらっしゃると思います。
歯は白い方が良いという先入観もあるかと思いますが、
このような場合では歯の色を白くさせるほうが良いですよね。

もしかしたら、そのうち黄色い歯がスタンダードに
考えられて黄色い歯の方がよい時代が来るかもしれません。
矯正治療も一昔前までは治療をされる方が少なかったのですが、
今では多くの方が歯並びをよくするために治療されるよになってきてたので
歯並びのよい日本人がスタンダードになってきています。

以上、歯が黄色くなる原因にはさまざまですが、
個人個人で歯の色は異なりますので、
状態を診てもらうために一度歯科医院を受診してみましょう。

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yoc
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